大阪・日本橋

大阪・日本橋:“西のアキバ”に萌えキャラ誕生 「ハルヒいとうのいぢがデザイン

いとうのいぢさんがデザインした日本橋のイメージキャラ「音々(ねおん)」(C)2009 いとうのいぢ/SOFTPAL Inc./日本橋まちづくり振興株式会社東京・秋葉原と並ぶ電気街、大阪市浪速区日本橋のイメージキャラクターが16日発表された。キャラクター名は「音々(ねおん)」で、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」などで知られるイラストレーターのいとうのいぢさんが手がけた“萌えキャラ”。日本橋の新しいシンボルとして話題を集めそうだ。「音々」は、「日本橋界隈の活性化」を目的とした「日本橋プロジェクト」の公式キャラクターで、架空の学校「私立日本橋高校」の1年生(16歳)という設定。ゲームやコスプレ、料理が好きで、「日本橋で照明店を経営」している45歳の父と「元ミスでんでんタウン準グランプリ」の41歳の母、中学2年生の妹がいるなど、日本橋にちなんだ家族構成なども細かく設定されている。同企画は、「日本橋まちづくり振興株式会社」といとうさんが所属するゲームソフトブランド「ユニゾンシフト」が中心となって進められているもの。DVD販売店「ジャングル」の社長で、日本橋まちづくり振興社の取締役を務める塩田浩司さんによると「近年『オタロード』と呼ばれる通りを中心に、これまでの電気店だけでなく、アニメショップやメイドカフェなど、サブカルチャー要素の強い店舗が増えている一方で、秋葉原のような土産物に乏しかった」という。また「オタロード界隈の店舗との連携もほとんど取れていなかった」と話した。そんな状況の中、「オタロードに通うアニメ好きにも受け入れられるキャラクター作りを」との呼びかけをきっかけに、「日本橋」と呼ばれる一帯の店舗が協力して町おこしを目的に企画された。「日本橋のものでできれば」という考えから、ユニゾンシフトを展開している「ソフパル」が日本橋に本社を構えていることから、「ダメ元(だめで元々)」で協力を依頼。同社の快諾を得て「音々」が誕生した。今後は3月20日に日本橋一帯で行われるイベント「日本橋ストリートフェスタ2009」で誕生記念グッズを販売するなど幅広い展開を予定していおり、塩田さんは「日本橋全体が盛り上がってくれれば」と期待を寄せた。

[引用元:毎日新聞]